おはよーさんです! t_tです ٩( ”ω” )و
今日も1日、お疲れもん🍋
今日はコレ、FIRE達成者と会社員の社会保障面での比較についてです。
ピンポイントで質問を受けたので、
記事にしてみたよ(`・ω・´)b
早速、今回は社会保障面のみにおいて、
FIRE達成者と会社員を比較してみます。
では、毎度シンプルに学んでいきましょう٩( ”ω” )و
【前提】
経済面における比較
過去にも、経済面においてFIRE達成者と会社員を比較しており、
会社員よりFIRE達成者が圧倒的に経済的リスクが少ないとの結論です。
収入ゼロとなるリスクが余りに違うからだね。
・会社員が収入を失う場合:クビになる時
・FIRE達成者が収入を失う場合:投資先全てが同時に倒産する時
〈関連リンク〉
FIRE達成世帯の暮らし
そんなFIRE達成世帯の生活などについては、
下記リンクに纏めてありますので、参考にしてみて下さい。
〈関連リンク〉
【結論】
回答:社会保障面でも、会社員よりFIRE達成者が優れている
社会保障面(年金・健康保険)においても、
会社員ではなくFIRE達成者に軍配が上がります。
何故ですか?
それぞれ見ていこう٩( ”ω” )و
①年金(国民年金・厚生年金)
日本国民は、下記の年金への加入義務があります。
- 第1号 又は 第3号被保険者:国民年金
- 第2号被保険者(会社員など):厚生年金
尚、低所得の第1号被保険者(FIRE達成世帯含む)が出来る国民年金保険料の免除については、
下記リンクを参考にしてみて下さい。
〈関連リンク〉
又、1人当たりの国民年金と厚生年金がどちらがお得かについては、
国民年金が圧倒的にお得という結論です。
〈関連リンク〉
家族の場合はどうなんですか?
実例比較
数字の事は数字で、実際に比較しましょう。
~父が会社員の場合~
条件は、下記とします。
- 4人家族(父(本人)・母(専業主婦)・双子(未成年))
- 父:30歳で結婚、平均標準報酬月額は41万円(年収492万円)、
65歳で退職(40年勤務)、80歳で死亡
母:30歳で結婚、80歳で死亡
子:同年齢の父母と30歳差、20歳で共に就職(別世帯) - 令和4年度時点の数値を利用する
- 父母の結婚時点からの比較とする
父 (厚生年金) | 母 (国民年金) | 子(2人) | |
---|---|---|---|
年間掛金 (夫婦が30~49歳) | 450180円 | 0円 (扶養) | - (加入義務なし) |
年間掛金 (夫婦が50~64歳) | 450180円 | 0円 (扶養) | - (就職&別世帯) |
合計掛金 | 15756300円 | 0円 | - |
年間受取額 (夫婦が65~79歳) | 1078660円 | 777800円 | - |
合計受取金額 | 16179900円 | 11667000円 | - |
世帯では、掛金1576万円、受取金額2785万円、差額は+1209万円となります。
~父がFIRE達成者の場合~
条件は、下記とします。
- 4人家族(父(本人)・母(専業主婦)・双子(未成年))、住民税非課税世帯
- 父:FIRE達成後、30歳で結婚&年金の免除、80歳で死亡
母:30歳で結婚&年金の免除、80歳で死亡
子:同年齢の父母と30歳差、20歳で共に就職(別世帯) - 令和4年度時点の数値を利用する
- 父母の結婚時点からの比較とする
父 (国民年金) | 母 (国民年金) | 子 | |
---|---|---|---|
年間掛金 (夫婦が30~49歳) | 0円 (免除) | 0円 (免除) | - (加入義務なし) |
年間掛金 (夫婦が50~59歳) | 0円 (免除) | 0円 (免除) | - (就職&別世帯) |
合計掛金 | 0円 | 0円 | - |
年間受取額 (夫婦が65~79歳) | 486125円 | 486125円 | - |
合計受取金額 | 7291875円 | 7291875円 | - |
世帯では、掛金0万円、受取金額1458万円、差額は+1458万円となります。
結論
回答:年金においては、会社員もFIRE達成者も大差無し
上記比較の通り、大差は無い事が解りました。
ただ、人生前半で掛金を免除されて投資に回せる分、
FIRE達成者の方が実際は有利になる事が解りますね。
②健康保険(国民健康保険・健康保険)
日本国民は、下記の健康保険への加入義務があります。
- 第1号被保険者:国民健康保険
- 第2号被保険者(会社員など)・第3号被保険者(扶養親族):健康保険
健康保険と国民健康保険には違いは有りますが、
あくまで我々に重要なのは、保険料と保障内容ですよね。
健康保険と国民健康保険の保障内容に関する違いは実は少なく、
主な保障内容の違いは、下記の2点のみです。
- 出産手当金の有無(健康保険に有り)
- 傷病手当金の有無(健康保険に有り)
〈関連リンク:国民健康保険と健康保険の共通点と違いは? | 東証マネ部!〉
保障内容に関しては、
共に大差は無いんですね。
実例比較
では、健康保険料(掛金額)を実際に比較してみましょう。
~父が会社員の場合~
条件は、同様に下記とします。
- 4人家族(父(本人)・母(専業主婦)・双子(未成年))
- 父:30歳で結婚、生涯の平均標準報酬月額は41万円(年収492万円)、
生涯平均の年間健康保険料を28万円とする(会社と折半後)、
65歳で退職(40年勤務)、80歳で死亡
母:30歳で結婚、80歳で死亡
子:同年齢の父母と30歳差、20歳で共に就職(別世帯) - 令和4年度時点の数値を利用する
- 父母の30~65歳までの比較とする
父 (健康保険) | 母 (健康保険) | 子(2人) (健康保険) | |
---|---|---|---|
年間掛金 (夫婦が30~49歳) | 28万円 | 0円 (扶養) | 0円 (扶養) |
年間掛金 (夫婦が50~64歳) | 28万円 | 0円 (扶養) | - (就職&別世帯) |
合計掛金 | 980万円 | 0円 | - |
世帯では、30~65歳までの健康保険料の合計は、980万円となります。
~父がFIRE達成者の場合~
条件は、下記とします。
- 4人家族(父(本人)・母(専業主婦)・双子(未成年))、住民税非課税世帯
- 父:FIRE達成後、30歳で結婚&年金の免除、80歳で死亡
母:30歳で結婚&年金の免除、80歳で死亡
子:同年齢の父母と30歳差、20歳で共に就職(別世帯) - 令和4年度時点の数値を利用する
- 父母の30~65歳までの比較とする
- 国民健康保険料は、令和4年度時点のt_tの自治体の場合とする
父 (国民健康保険) | 母 (国民健康保険) | 子(2人) (国民健康保険) | |
---|---|---|---|
年間の健康保険料 (夫婦が30~39歳) | 12240円 | 12240円 | 6120円 (×2人分) |
年間の健康保険料 (夫婦が40~49歳) | 15930円 | 15930円 | 6120円 (×2人分) |
年間の健康保険料 (夫婦が50~59歳) | 15930円 | 15930円 | - (就職&別世帯) |
合計の健康保険料 | 441000円 | 441000円 | 244800円 |
世帯では、30~65歳までの健康保険料の合計は、約113万円となります。
結論
回答:健康保険料においては、会社員よりFIRE達成者が圧倒的有利
上記比較の通り、健康保険料が[約1000万円 > 約100万円]で、
10倍近くFIRE達成者が有利という事が解りました。
保障内容が健康保険と国民健康保険で大差は無いため、
ここでもFIRE達成者に軍配が上がります。
【まとめ】
如何でしたでしょうか。
本記事では、社会保障面(年金・健康保険)のみにおいて、
会社員とFIRE達成者のどちらが良いかを比較してみました。
- 年金:FIRE達成者と会社員は大差なし
(人生前半の負担が少ない分FIRE達成者が有利) - 健康保険:FIRE達成者の方が圧倒的に有利
今迄「会社員=安心」のイメージでしたが、
実際に計算すると良く解りました!
日本は、低所得者には優しい国だからね٩( ”ω” )و
持続可能な幸せを共に追求していきましょう!