おはよーさんです! t_tです ٩( ”ω” )و
今日も1日、お疲れもん🍋
今日はコレ、退職後にIDECOの加入資格喪失により掛金を拠出できない事例についてです。
僕がやらかした、実例だよ(笑)😨。
IDECOを使えない場合が有るんですか?
何だか超複雑ですね…😨。
退職・FIRE後は、国民年金保険料の免除を受ける事が出来ます。
〈関連リンク:退職(失業等)による方〉
でも、国民年金保険料の免除を受けると
IDECOで掛金を拠出できなくなるんだ…。
では、退職者がIDECOで掛金を拠出できない事例について、
毎度シンプルに学んでいきましょう٩( ”ω” )و
【本記事の対象者】
- 退職して国民年金保険料納付免除者となり、農業者年金に加入予定の方
- 退職して国民年金保険料納付免除者となり、IDECOに加入予定の方
※「農業者年金」とは:IDECOに似た確定拠出型の年金制度(IDECOとの併用不可)
〈関連リンク:農業者年金の加入資格|独立行政法人 農業者年金基金〉
〈関連リンク:農業者年金の特徴とメリット・よくある質問|独立行政法人 農業者年金基金〉
尚、本記事は(農業者年金ではなく)IDECOの事例とします。
農業者年金の場合も、ほぼ同じだよ。
【本記事で得られる学び】
- IDECOの加入条件など
- IDECOで掛金を拠出できない場合の手続きなど
【t_tの失態実例】
t_tの実例経緯は、下記の通りです。
- 会社を退職
- 企業型確定拠出年金の移管 と IDECO口座開設の申請(2ヶ月程度)
- 国民年金保険料の免除申請(1ヶ月程度)
- 国民年金保険料の免除完了
- IDECO口座開設完了
- 企業型確定拠出年金⇒IDECOの移管完了
- IDECOの掛金拠出が一時保留状態となる
移管は出来たのに、
何故か掛金が拠出できない?😨。
企業型確定拠出年金の移管 と IDECO口座開設の申請
ここは私も知っており、退職後すぐに証券会社に申請をしました。
〈関連リンク〉
尚、これをせずに6ヶ月放置すると、
デメリットしかない自動移管となるため要注意です。
〈関連リンク〉
国民年金保険料の免除申請
次に、失業に伴う国民年金保険料の免除申請を行い、承認されました。
これについては、下記リンクを参考にしてみて下さい。
企業型確定拠出年金⇒IDECOの移管完了
その後、IDECO口座が開設。
一度現金化された企業型確定拠出年金はIDECO口座へ移管され、
IDECOの新たな商品にて運用が再開されました。
IDECOの掛金拠出が一時保留状態となる
移管完了の数日後、「掛金の引落しの一時停止」の通知がきました。
下図がその通知です。
自己責任(笑)。
~IDECOの掛金拠出不可の理由~
退職後は第1号被保険者となり、通常はIDECOに加入出来ますが、
私は、下記の加入できない条件に抵触していました。
〈関連リンク(iDeCo公式HP):加入者の方へ〉
- 農業者年金の被保険者の方
- 国民年金保険料を免除(又は一部免除)されている方
※障害年金受給者を除く
つまり、私が掛金を拠出できなかった理由は…
年金保険料の免除を受けたため
~IDECOの掛金拠出不可でも脱退できない理由~
掛金を拠出できないなら、IDECOを脱退して
一括受取りしちゃえば良いんじゃないですか?
IDECOはあくまで「年金」のため、現状は基本60歳まで引き出せません。
「脱退一時金」として引出せる特例は存在しますが、
その条件は厳しすぎて、ほぼ引出せません(笑)。
〈関連リンク:確定拠出年金・iDeCo脱退一時金の受給要件〉
【必要な手続き等】
本記事の事例では、下記の2種類は分けて考える事となります。
- 退職まで積立てた企業型確定拠出年金
⇒IDECO口座に移管して、運用のみ継続 - 退職後のIDECOでの掛金拠出
⇒掛金拠出不可(加入不可)のため、「資格喪失届」を提出する
①退職まで積立てた企業型確定拠出年金
退職前の企業型確定拠出年金の分は、
下記の様に、最低でも60歳まで運用継続する手続きが必要です。
- 証券会社(金融機関)にIDECO口座を開設
- 企業型確定拠出年金をIDECO口座に移管
- (一度現金化され移管)
- IDECOにて新たに運用商品を選択
- 60歳~75歳に引出し手続きが可能
年金だから、
60歳まで待つんですね😨。
尚、「加入者=掛金拠出者」のため、
私の様に年金保険料の免除を受けてIDECOの加入資格が無い方でも、
運用指図者となり、移管した分の運用は継続する事が出来ます。
〈関連リンク:【加入者と運用指図者の違い】〉
但し!!!
最低でも、口座管理手数料(約66円/月)が発生し続けます。
〈関連リンク:事務委託手数料:約66円/月〉
②退職後のIDECOでの掛金拠出
国民年金保険料納付免除者は、(上記の様に)掛金の拠出は不可です。
下記の手続きを行います。
- 「加入者資格喪失届」を証券会社(金融機関)から取寄せて提出
- (本来不可の掛金を拠出していた場合、拠出金は還付)
※「還付事務手数料(1048円+440円)」が発生
※尚、国民年金保険料の納付を再開すれば、掛金拠出を再開できます。
「IDECOをやる前に国民年金を納めろ!」
という国のスタンスだね(笑)。
国民年金も良い制度ですが、IDECOもそれ以上に良い制度のため、
IDECOだけでも加入出来る制度変更に、今後期待です(笑)。
【国民年金・IDECOの加入/非加入の比較】
最後に、下記2パターンのどちらが良いのか…
- 国民年金満額納付&IDECOに加入
- 国民年金保険料免除&通常の積立投資(IDECOに非加入)
40歳で退職後の資産推移を、下表にて概算比較してみましょう。
(赤文字:収入、緑文字:支出)
※IDECO・積立投資の掛金は2万円、65歳まで積立、年利5%想定、手数料は非考慮とする
※国民年金納付額・受給額は令和4年度の額、60歳まで納付・65歳で受給開始、40歳までは満額納付したものとする
※IDECOは75歳まで受取申請要のため、75歳までの比較とする
前提条件にも寄るけど、
参考にしてみてね。
国民年金満額納付&IDECOに加入の場合
60歳時点 | 65歳時点 | 70歳時点 | 75歳時点 | |
---|---|---|---|---|
国民年金 掛金総額 | 398万円 | 398万円 | 398万円 | 398万円 |
国民年金 受給総額 | 0円 | 0円 | 389万円 | 778万円 |
IDECO 掛金総額 | 480万円 | 600万円 | 600万円 | 600万円 |
IDECO 運用総額 | 822万円 | 1191万円 | 1528万円 | 1962万円 |
IDECO 一括受取 の税金 | 2万円 | 3万円 | 28万円 | 122万円 |
40歳を 基点とした 資産損益 | -58万円 | +190万円 | +891万円 | +1620万円 |
(国民年金満額納付&IDECOに加入の場合)
※IDECOの一括受取時の税金計算方法:【退職金の税金計算】
国民年金保険料免除&通常の積立投資(IDECOに非加入)の場合
60歳時点 | 65歳時点 | 70歳時点 | 75歳時点 | |
---|---|---|---|---|
国民年金 掛金総額 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
国民年金 受給総額 | 0円 | 0円 | 292万円 | 583万円 |
積立投資 掛金総額 | 480万円 | 600万円 | 600万円 | 600万円 |
積立投資 運用総額 | 822万円 | 1191万円 | 1528万円 | 1962万円 |
積立投資 売却時の税金 | 69万円 | 120万円 | 189万円 | 277万円 |
40歳を 基点とした 資産損益 | +273万円 | +471万円 | +1031万円 | +1668万円 |
(国民年金保険料免除&通常の積立投資(IDECOに非加入)の場合)
本記事では年金保険料免除の方が良い結果だったけど、
前提条件に寄るから、皆さん自身で検証してみてね(`・ω・´)b
【まとめ】
如何でしたでしょうか。
僕のやらかした事例から学んでね💦。
NISAと違って、IDECOは滅茶苦茶複雑で嫌になりますね(笑)。
それが故、極少数派の上手く使える人とそうでない人とで差が出るんですね。
諦めないで(笑)!(`・ω・´)b
私も「複雑…ナニコレ面倒すぎ!合法詐欺なの?」ってなります…(笑)。
諦めずコツコツ金融リテラシーを高めていきましょう٩( ”ω” )و
持続可能な幸せを共に追求していきましょう!